[バイオエックス]
技術情報集
測定原理
半導体内を流れるドレイン電流量は半導体内部の電子密度に左右されます。酵素反応等により生じる化学イオンの変化が電界の変化となって半導体内に伝わり、半導体内の電子分布に偏りが生じます。その結果ドレイン電流の流路にあたる部分の電子密度が変化して流れる電流量が変化します。この変化量がセンサー出力となります。
半導体内を流れるドレイン電流量は半導体内部の電子密度に左右されます。酵素反応等により生じる化学イオンの変化が電界の変化となって半導体内に伝わり、半導体内の電子分布に偏りが生じます。その結果ドレイン電流の流路にあたる部分の電子密度が変化して流れる電流量が変化します。この変化量がセンサー出力となります。
従来のISFETではセンサー出力が小さいため、S/Nが小さく、精密な測定はできませんでしたが、当社のAMISセンサーでは短時間のうちに測定を繰り返し、得られた信号をセンサー内に累積し、センサー内で信号の増幅を行うことによってS/N比を改善し、微小変化の精密測定を可能にしました。
様々な種類の酵素反応を高感度で検出することが可能
Lipoprotein LipaseによるOlive oilの加水分解の結果生じるオレイン酸を検出
Creatinine Deiminase によるCreatinine 加水分解反応の検出例
従来3種類の酵素が必要 単一酵素で簡便に測定可能
生理活性反応測定装置 AMIS-101 の特徴をまとめました。
京都市産業技術研究所、独立行政法人産業総合技術研究所(産総研)、京都大学農学研究科における測定例についても記載いたしました。
生物試料分析科学会誌「生物試料分析」第32巻・第3号(2009) 別冊
生物試料分析科学会誌「生物試料分析」第34巻・第3号(2011)
シーエムシー出版「食のバイオ計測の最前線」(2011)
Biocatalysis and Agricultural Biotechnology (2012)
生物試料分析科学会誌「生物試料分析」第38巻・第3号(2015)